癒しの秘湯・名湯

島根県・湯の川温泉

神話の里に湧く美人の湯

のどかな田園風景の中にひっそりと湧く、島根県出雲市の湯の川温泉。群馬県の川中温泉、和歌山県の龍神温泉と並び、「日本三美人の湯」のひとつに数えられる名湯です。
その由来は『出雲国風土記』にも記された神話の時代にさかのぼります。大国主命(おおくにぬしのみこと)を慕い、因幡の国から旅立った八上姫(やかみひめ)。旅の途中でこの湯を見つけ、湯浴みをされたところ、いっそう美しさを増したという伝説が今に伝わります。

無色透明の湯は、ナトリウム・カルシウム―硫酸塩・塩化物泉。弱アルカリ性のやわらかな肌触りで、湯上がりの肌をしっとりと包み込んでくれます。賑やかな温泉街ではなく、山々と田畑に抱かれた穏やかな環境も、神話の里・出雲の名湯らしい趣です。

この美人の湯を、静寂とともに堪能できるのが「湯宿 草菴(そうあん)」。雑木林に抱かれた敷地に、移築再生された古民家などが点在し、風情ある佇まいを見せます。
館内にある5つの貸切風呂は、すべて源泉かけ流し。加水・加温・循環を一切行わず、生まれたての湯を贅沢に楽しめます。地元の来待石(きまちいし)を使った石風呂をはじめ、檜や岩など浴槽の趣も様々。離れや「紫雲閣」の一部客室では、お部屋でいつでもこの名湯を満喫できます。

湯上がりには、緑に包まれた館内でゆったりと。草菴は、古民家を再生した日本建築にヨーロッパのアンティーク家具を配した、和洋が美しく溶け合う空間も魅力です。食事は、地元産の新鮮な野菜をはじめ、山陰の旬の恵みを生かした料理を味わえます。
出雲の静かな自然の中で、名湯に身をゆだね、美食を楽しみ、趣ある空間でくつろぐ。
日々の慌ただしさを忘れ、心までゆるやかにほどけていくような旅の締めくくりには、「道の駅 湯の川」へ。宍道湖のシジミやノドグロの一夜干しなど、島根ならではの味をお土産に選んだら、最後は敷地内の足湯へ。旅の余韻に浸りながら、もう一度「美人の湯」のぬくもりを楽しんでみてはいかがでしょうか。

湯宿 草庵
島根県出雲市斐川町学頭1491
☎0853-72-0226

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