2025.06.17大切な日本の情景
岡山県総社市にある美袋(みなぎ)駅は、大正14(1925)年、伯備線の倉敷~美袋間の開通に伴って建てられました。
登録有形文化財に指定されている駅舎は、窓枠を除き、ほぼ開業当時の姿のまま現在も現役で使用されています。
古くから活躍する電車の車両、公衆電話、赤い丸型ポストなどが並ぶ駅前の風景には、令和の今もなお、かつての国鉄や郵政省、電電公社の昭和の面影を残しつつ、平成から令和になった現在でも、人と人との繋がりを担う重要なインフラとして機能しています。
(長野県・北小谷郵便局 百瀬弘局長撮影)
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2025.05.20ルーブル通りのポスト
フランス・パリ、ルーブル美術館から徒歩10分の場所にある歴史的建造物は、ナポレオン3世時代に建てられ、長年にわたりルーブル中央郵便局として利用されてきました。現在では、5つ星ホテルと郵便局が併設された複合施設として生まれ変わっています。
かつてはフランス最大の郵便局として、早朝から深夜24時まで多くの人々に利用されていました。現在もなお、変わらずパリのランドマークとして親しまれ、観光客や地元の人々が集う場所となっています。
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2025.04.16風情のあるポスト
千葉県香取市の佐原は、江戸時代に利根川水運の中継基地として栄え、「北総の小江戸」と呼ばれました。
佐原駅の駅舎は、平成23年に当時の商家や町家をイメージしてデザインされた趣のある佇まいです。
佐原ゆかりの偉人・伊能忠敬と日本地図、水郷に咲く菖蒲、佐原大祭の山車が描かれた
赤い丸ポストとともに、風情のある風景をつくりだしています。
(茨城県・中野郵便局 鬼澤浩幸局長撮影)
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2025.03.18カリブの港町のポスト
セントクリストファー・ネイビスは、西インド諸島にある小さな島国です。
1983年にイギリスから独立しました。
首都バセテールは、カラフルな街並みとヨーロッパ植民地時代の名残をとどめた建物が特徴の、ノスタルジックでのんびりとした街です。通り沿いにある郵便ポストは、イギリス領だった頃を彷彿とさせる赤いスタンド型でした。
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2025.02.18千年の物語り
新潟県村上市は、平安時代から鮭文化が根付く「鮭のまち」として知られています。
雪がしんしんと降る中、昔ながらの町家造りの建物と赤いポストの前を、学生たちが歩いています。
そこには、懐かしさを感じさせる冬の日常が広がっていました。
(山形県・大舟郵便局 山口喜吉局長撮影)
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2025.01.21タイの古都の便利なポスト
チェンマイはバンコクから約700キロメートル北に位置するタイ第二の都市で、観光客に人気の歴史ある街です。
鉄道がないため、市内の移動はバイクや車がメイン。日本では考えられませんが、ポストには歩道側と車道側の2面に投函口があります。
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2024.12.17クリスマスの朝
福島県会津地方の檜枝岐村は、日本有数の豪雪地帯です。冬は絵本で見たような一面の雪景色が広がります。
朝早くから除雪車が豪快に道をならしていく様子は冬の風物詩です。夜の間にクリスマスの飾り付けをした赤い丸ポストにもたっぷり雪がかぶり、白髪と白い髭のサンタさんになっていました。
(福島県・檜枝岐郵便局 鈴木房夫元局長撮影)
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2024.11.19石畳の街のポスト
街を彩る白と黒の石畳は、ポルトガルの首都、リスボンの特徴の一つです。もともとは中世の職人によって一つ一つ敷き詰められたのが起源とされます。
歴史を感じる建物とモノトーンの石畳を背景に、旧市街の広場に立つ2つの美しいポスト。赤のポストは胴体が花柄でラッピングされた珍しい仕様です。日本同様、赤は普通郵便用、青は速達用と分けられています。
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2024.10.15紅一点
青森県の弘前市りんご公園は、敷地内に80種、約2300本のりんごの木が栽培されています。
秋には収穫を体験したり、園内の喫茶コーナーでは収穫したリンゴを使ったメニューを楽しむこともできます。
リンゴ畑の前に立つ赤いポストの上には、ひときわ目立つ大きなリンゴが美味しそうに輝いています。
(岩手県・小久慈郵便局 八木澤明宏局長撮影)
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2024.09.17標高1400メートルの郵便局
カナダの世界遺産カナディアンロッキーの麓に広がるバンフ国立公園は、自然豊かな山岳リゾートです。
バンフの街は国立公園法により3階建て以上の建物を建てることが禁じられているため、通りのポストオフィス越しにも雄々しい山の姿を見ることができます。
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