生活・くらし

2011.12.06
いよいよ師走。だんだん大掃除のことも気になりはじめる時季ですね。中でもやっかいなのはキッチン。決して広い場所ではないのに、ひとたび手をつけるとやることが盛りだくさん。1日では片付かないことが多いのではないでしょうか。年末になって慌てないために、今のうちに「キッチン大掃除計画」を立ててみましょう。
キッチンは、限られたスペースにたくさんのものをしまえるよう、機能的に設計されています。そのため、戸棚や引き出しなどの収納場所が多く、家中のどの場所よりものが密集するエリア。それに油のベタベタや水アカなど、面倒な汚れが加わります。頑張れば数時間で片付く窓ガラス拭きやお風呂場掃除とは別ものと考えたほうがいいでしょう。年末ギリギリになって「今日中にやろう!」という計画では、負担が大きすぎる気がします。
今年のうちに清潔で心地よくキッチンを整えるなら、段取りが勝負。何日かに分けて、無理なくもれなく、今年の汚れやゴチャゴチャを片付けていきましょう。
せっかく早めに掃除をはじめても、毎日使う場所だけに、年内にまた汚れてしまうことも考えられます。なるべく掃除の無駄が出ないよう、効率のよい手順を考えてみましょう。
1.いらないものを徹底的に捨てる
まずは拭き掃除や磨き掃除よりも、ものを整理することが先決です。減らせば減らすだけ、後の掃除が楽になります。
はじめに、キッチン収納のすべてを開いて、何があるかを大まかに把握。ここでは中を片付けることはまだ考えず、捨てるものがないかどうかだけに注目します。
収納が多い場合はブロックに分け、あまり使わないものがしまってある場所から着手します。缶詰や乾物など食材のストックが多い方は、賞味期限のチェックをお忘れなく。
捨てるかどうか迷ったものは、収納に戻さず、ひとまとめにして別の場所に置いておきましょう。大掃除が終わったときに、必要かどうかをあらためて考えてみてください。
2.収納場所の整頓をする
不要なものがなくなったところで、今度は整頓です。捨てる作業と同時にやると、どちらも中途半端でなかなか片付かないので、日を改めて取り組むことをおすすめします。
まずは収納場所からすべてのものを出し、内部は拭き掃除しましょう。出したものは、日常のお料理で使うもの、季節性のあるもの、お弁当のときに使うもの、お菓子作りに使うもの・・・といったふうにカテゴリー分けし、使用頻度によって収納場所を決めると、使いやすくなります。置き場所に困ったものは、処分するかどうかを再度考えるようにしましょう。
3.コンロから離れた場所の拭き掃除
日常の掃除では行き届きにくい場所から、1年間の汚れを落としましょう。食器棚やキャビネットの外側、壁、照明器具などがそうです。コンロから離れていても、油やホコリの混じった空気にさらされて、案外汚れているもの。範囲の広い面の汚れを全体的に落とすと、キッチン全体が明るくなります。
4.冷蔵庫・レンジの掃除
冷蔵庫の中は、あらかじめ食材のチェックをしておきます。特によく見ておきたいのは冷凍庫。古い食品が眠ったままになっていませんか。年末年始は庫内もにぎやかになるので、今のうちに使える食材は計画的に消費しておきましょう。
冷蔵庫を掃除するときは、まずは電源を切り、中身をすべて外に出します。外せる棚やポケットは水洗いし、内部は拭き掃除しましょう。仕上げに消毒用アルコールスプレーを吹きかけておくと清潔で安心です。レンジやオーブンも同様に、拭き掃除とアルコールスプレーで仕上げます。
5.コンロ周り・水周りの掃除
もっとも汚れていて、掃除が面倒な場所です。時間の無駄がないよう、段取りをおさらいしておきましょう。
最初に、換気扇を分解した部品やコンロの五徳など油汚れの落ちにくいものを、つけ置きしておきます。その間に換気扇フードやコンロ周りを磨きましょう。最後につけ置きしてあったパーツをきれいに洗い、取り付けます。
コンロ周りがきれいになったら、シンクや調理台など、水周りを磨きます。
ご家庭にもよりますが、大まかに分けて5つの工程を経れば、キッチン全体がおおむねきれいに片付いているのではないでしょうか。ひとつひとつの作業は、それほど時間がかかるものではありません。ゆとりがあれば、2つ分、3つ分の掃除を1日でこなしてもいいでしょう。
無理なく、イヤにならないうちに切り上げるのが、「キッチン掃除計画」のポイント。"キリのいいところ" を決めておくと、ダラダラと掃除にかかりきりになりません。
最近はキッチン用だけでもたくさん洗剤が販売されていて、選ぶのに迷ってしまいます。正しく使い分ければ、キッチンのお掃除もグッと楽になりますから、基礎的なことだけは覚えておきたいものです。
キッチンのお掃除に使う洗剤としては、中性、弱アルカリ性、アルカリ性洗剤などがあります。戸棚や冷蔵庫の扉など、軽い汚れは中性洗剤で落とせます。弱アルカリ性、アルカリ性は、レンジフードの油汚れやこびりつきのようなガンコな汚れを分解してくれます。
弱アルカリ性、アルカリ性洗剤は、汚れ落ちがよく便利ですが、強力な化学反応で汚れを落とすので、手肌の保護をすることも欠かせません。キッチンの風通しをよくし、ゴム手袋を着用するようにしましょう。
化学洗剤を多用することに抵抗がある場合は、クエン酸や重曹を使ってみてはいかがでしょうか。汚れを中和し浮かせてきれいにする、という効果は、洗剤と同じです。「油汚れには・・・重曹」「水アカには・・・クエン酸」と覚えておいてください。
いちばん大変なキッチンがだんだん片付いていけば、他の場所のお掃除にも気持ちよく取り組めるのではないでしょうか。ぜひお試しください。
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