趣味・教養

2011.06.08
フィンランド郵政から、2~3年に1回のペースで発行されている大人気シリーズ「ムーミン切手」。このコーナー(2009年7月8日掲載分)でもご紹介したことがあるので、ご記憶の方もいらっしゃるでしょう。そんな「ムーミン切手」の新作が、2011年も発行されました。さっそく、可愛くてちょっと不思議なムーミンの世界を再現した、切手帳(※)をご覧いただきましょう。
1992年以降、ほぼ2~3年おきというペースで発行され、その都度大人気を博す「ムーミン切手」シリーズ。前回、2009年にご紹介したスケッチ(素描)をもとにした「ムーミン(セルフ糊)切手帳」以外は、日本の人々にも見慣れたアニメ風デザインでした。今回発売となったのは、原作者であるトーベ・ヤンソンのテイストがそのまま味わえるデザイン。1952年刊行のムーミンシリーズ絵本『それからどうなるの?』より、代表的な6場面が6種の図案に採用されています。
ママのお使いでミルクを買いに出たムーミントロール(ムーミン)は、いろいろなハプニングに巻き込まれてなかなか家に帰れません。おまけに、ムーミンの大好きなミムラ姉さんの妹リトルミイ(ミィ)が行方不明になってしまい、探すこととなってしまう・・・。「それからどうなるの?」とページをめくってゆくこの絵本は、ページの一部が丸くくりぬけるようになっていて、その穴をくぐってストーリーが展開するという、ちょっと変わった "仕掛け絵本"。切手も、シリーズ初の「変形切手」(長方形以外の形状の切手)として発行されました。
切手になった図案は、上段左から右へ「ミルクの入った重い缶を持って森を歩くお使い帰りのムーミン」、「いなくなった妹のミィを心配して泣いているミムラ姉さん」、「小さくても生意気なミィ」、「ムーミンママとムーミン(やっと家に帰れたのにいろいろなハプニングと冒険に時間がかかってしまい、持ち帰ったミルクが固まってしまっていた!)」、「ヘムレンさんの大きな掃除機に吸い込まれてしまったムーミン」、「椅子に座ってお茶をするニョロニョロ(頭部に電気)」の6種です。
ムーミンやミムラ姉さんがヘムレンさんの掃除機に吸い込まれてしまうなんて、いったいどれだけ小さいのか気になりますが、作者であるヤンソンは、「電話帳ぐらいの大きさ」と言っていたそう。リトルミイの大きさも、お話の中では裁縫かごの中で眠ったり、コーヒーポットカバーをセーター代わりに着たりするぐらいの大きさで表現されたりしていることから、ムーミン族と仲間たちは、かなりのミニサイズなようですね。
素朴でありながら、鮮やかな色使いがおしゃれなムーミン絵本。北欧デザインが人気になって久しいですが、トーべ・ヤンソンの絵本からも時代を超えた感性とデザインセンスが感じられるのではないでしょうか。今だからこそ新しい、可愛くて不思議なムーミントロールの世界をギュッと濃縮した切手帳。ご自身でじっくりお楽しみいただくのはもちろん、絵本ファンやアートファンのご友人へプレゼントしても、お喜びいただけそうです。
協力:株式会社郵趣サービス社
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