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趣味・教養

切手~小さな四角の世界~

2010.01.13

イギリスのロック史に残る名作アルバムカバーが、切手になって登場!

ローリング・ストーンズ、レッド・ツェッペリン、デヴィッド・ボウイなど、世界のミュージックシーンを飾り続けてきた、ブリティッシュ・ロック。そのテクニカルで知的なサウンドは誕生から現在まで、ファンの心をとらえて離しません。今回はイギリスで発行された、これらブリティッシュ・ロックを代表するアーティストから、一挙10作品のアルバムカバーがデザインされた切手をご紹介します。

「僕らの時代」をいつでも思い出せる粋な切手がついに発売

「世界中で最も成功したロックバンド」ともいわれるビートルズの生まれた国、イギリス。彼らの後を追うように、1960年代から続々誕生したロックバンドやスターたちは、ロック発祥の地アメリカに対し、いつしかブリティッシュ・ロックとして、ひとつの世界を確立してきました。彼らのサウンドのみならずファッションやライフスタイルにいたるまで、生み出されたスタイルの多くは時代のカルチャーとして人々の記憶に残り、今もなお色あせることなく、ファンに愛されています。

そして、古きよきレコードの時代からCDに媒体が変わった現代においても、新曲がリリースされるたびに注目されるのは、アーティスティックなアルバムカバー、つまりジャケットです。「ジャケットを見ただけで、あのバンドにはまっていたころの自分を思い出す」という方も、少なくないのではないでしょうか。今回ご紹介する切手は、そんなブリティッシュ・ロックファンには見逃せないものばかりです。同じ青春を過ごしたご友人にプレゼントして、あの時代について、熱く語り合ってみてはいかがでしょうか。

珠玉の名盤はジャケットも超一流

【上段左から】

ピンク・フロイド「The Division Bell」(1994年リリース邦題:対[TSUI])
プログレッシブ・ロックの雄として知られる、ピンク・フロイド。1965年、ロジャー・ウォーターズがニック・メイスンとリック・ライト、ロジャー・キース(シド)・バレットを誘って結成、その後シドに変わって、デイブ・ギルモアが参加したピンク・フロイドは、ライブの大音響に加え、現代のバンドが当たり前に行う派手な舞台装置やライティングを駆使した仕掛けで、スターダムに躍り出ました。後期の名作「The Division Bell」は、1994年の全米・全英両チャートで No.1 に輝いた作品です。ジャケットのデザインは、60年代に結成されジャケット・デザインを芸術の域に高めたとされるデザイナー集団"ヒプノシス"の中心メンバー、ストーム・ソーガン(1944年~)が手がけたものです。

コールドプレイ「A Rush of Blood To the Head」(2002年リリース邦題:静寂の世界)
2000年代の音楽シーンにおいて最も大きな商業的成功を得ているバンド、それがコールドプレイです。セカンドアルバム「静寂の世界」は、叙情的な表現と美しいサウンドがロックの垣根を超えて多くのファンの心をつかみ、2002年のグラミー賞「最優秀オルタナティヴ・ミュージック・アルバム」ほかを受賞しました。このデザインは、ロンドンを拠点として、数々の著名なアルバムカバーを製作したデザイナー集団「ブルー・ソース」の作品となっています。

ブラー「Parklife」(1994年リリース邦題:パークライフ)
1990年代、往年のビートルズに代表されるクラシカルなブリティッシュ・ロックの流れを組み、原点回帰的なサウンドがもてはやされました。こうしたジャンルの音楽は「ブリット・ポップ」と呼ばれ、これ以降の英国音楽シーンの流れを決定づけたとされています。そのブリット・ポップの金字塔と評されているのが、このアルバムです。ブリット・ポップの頂点に立つブラーは、ライバルであったオアシスとともに、シングルのアルバムの売上、ライブ動員数などで数々の記録を打ち立てました。このジャケットは、実際のドッグレースの様子を写したもので、その後、撮影場所となったレース場が閉鎖されるときには、ブラーのベーシスト、アレックス・ジェームスが訪問したそうです。

ニュー・オーダー「Power,Corruption & Lies」(1983年リリース邦題:権力の美学)
マンチェスター出身のニューウェイブ・バンド。「権力の美学」は、彼らのアルバムの中でも傑作と評される1枚で、テクノの香りただようデジタルビートと、独特のうねりが特徴的なサウンドは、その後のニュー・オーダーの方向性を強く示したといわれています。カバーデザインはアンリ・ファンタン=ラトゥール(仏1836~1904年)の作品、「ア・バケット・オブ・ローゼズ」となっています。

ローリング・ストーンズ「Let It Bleed」(1969年リリース邦題:レット・イット・ブリード)
ミック・ジャガーやキース・リチャーズなど、ロックを知らない人でもその名を知っているスーパースター居並ぶバンドが、ローリング・ストーンズ。多くの名盤を発表しているストーンズアルバム"不滅の金字塔"であり、ロック・アルバムの古典のひとつと見なされているのが、「レット・イット・ブリード」です。その存在感は、現在でも、「レット・イット・ブリード」を聴かずしてストーンズを語ることなかれといわれるほど卓越しています。ジャケットのデザインは、レコード盤の上のケーキに、メンバーをかたどった人形がデコレーションされているというものです。ジャケット裏面では、カットされたケーキの欠片が落ち、レコードは割れて人形も倒れ...というビジュアルになっています。

【下段左から】

ザ・クラッシュ「London Calling」(1979年リリース邦題:ロンドン・コーリング)
ロンドン出身で、セックス・ピストルズと並び称されるパンク・ロックバンド、ザ・クラッシュ。彼らが新境地を開き、それまで以上に高い評価と商業的成功を獲得した記念碑的アルバムが「ロンドン・コーリング」です。表題曲は映画『007 ダイ・アナザー・デイ』ほか、たびたび映画やドラマ、CMなどに使用されています。カバージャケットの写真はニューヨークのパラディウム(当時のパンク/ニューウェイブの中心地)のライブで、ベースのポール・シムノンがステージ上でベースギターを叩き壊している姿を写しています。ペニー・スミスが撮影したこの写真はイギリスの音楽雑誌『Q』によって「古今東西で最高のパンク・ロック写真」に選出されました。

マイク・オールドフィールド「Tubular Bells」(1973年リリース邦題:チューブラー・ベルズ)
「チューブラー・ベルズ」は、プログレッシブ・インストゥルメンタル・ロックの覇者マイク・オールドフィールドの、デビューアルバムにして代表作です。イギリスのレコード会社「ヴァージン・レコード」の第一弾作品としても知られるアルバムで、映画『エクソシスト』のテーマ曲に使用され、世界的大ヒットとなりました。ちなみにアルバムタイトルの"チューブラー・ベル"とは、管状の鐘をピアノの鍵盤順に並べて吊した楽器のことを指しています。カバージャケットの、中空に浮かぶチューブラー・ベルを捻じ曲げたようなシュールなデザインは、オールドフィールド自身のシンボル(ロゴマーク)ともなっています。

レッド・ツェッペリン「Led Zeppelin IV」(1971年リリース邦題:レッド・ツェッペリン IV)
1970年代ハードロックを代表する世界的ロックバンド、それがレッド・ツェッペリンです。1968年にロンドンで結成され、1971年には初来日して日本音楽史上に残る伝説の武道館ライブを行います。しかしながら、1980年にドラマーのジョン・ボーナムの事故死により、解散しました。「レッド・ツェッペリン IV(レッド・ツェッペリンの4枚目のアルバムで、厳密にはタイトルがありません)」はリリースされた中で最も売れたアルバムであり、また史上最も売れた(2,920万枚以上の売上・史上第5位)ロック・アルバムのひとつです。このジャケットの壁にかけられた「薪を背負った老人の絵」は、ボーカルのロバート・プラントが、レディングのがらくた屋から手に入れてきたというエピソードがあります。

プライマル・スクリーム「Screamadelica」(1991年リリース邦題:スクリーマデリカ)
オルタナティブ・ロックと呼ばれる、一定の型にはまらない幅広いジャンルを横断し続ける特異な音楽性で、高い評価を得ているプライマル・スクリームは、スコットランドのグラスゴーで結成されたロックバンドです。そして「スクリーマデリカ」は1990年代初期の傑作として語り継がれる名盤といわれ、 ブリティッシュ・ロックの世界での確固たる地位を築きあげる契機ともなったアルバムになりました。デザイナー、ポール・キャネルが手がけたジャケットのデザインは、バンドのアイコン的存在となっています。

デヴィット・ボウイ「The Rise and Fall of Ziggy Stardust and The Spiders from Mars」(1972年リリース邦題:ジギー・スターダスト)
ビートルズ、ローリング・ストーンズ、クイーンらと並び、20世紀のイギリスを代表するロック・スターのひとり、デヴィット・ボウイの5枚目のアルバムが「ジギー・スターダスト」です。同作品は、異星からやってきた宇宙人「ジギー・スターダスト」がロック・スターとしての成功し、没落するまでを描くというストーリー仕立てで、曲が構成されています。ボウイの代表作にして、グラムロックの最高傑作と評されるアルバムとなり、ジャケットデザインは、ロンドンのヘドン・ストリート(Heddon Street)で撮影された写真に、カラートリミングしたものとなっています。「ジギー・スターダスト」に扮したボウイのジャケット撮影の場所である"K.WEST" の看板下は、長らくファンの聖地でしたが、残念ながら現在、看板はもう存在しないそうです。

クラシック・アルバム・カバー(セルフ糊)10種
※画像をクリックすると拡大できます。

  • 切手名称:クラシック・アルバム・カバー(セルフ糊)10種
  • 商品番号:443101
  • 発売国:イギリス
  • 発売日:2010年1月7日
  • 切手図案:新旧ブリティッシュ・ロックを代表するアーティストたちの名作アルバムカバー(ジャケット)10点を描く。ジャケットからレコードが飛び出した形の変形セルフ糊(シール式)切手。
  • サイズ:ヨコ34ミリ×タテ32ミリ(最長部)

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クラシック・アルバム・カバー小型シート
※画像をクリックすると拡大できます。

  • 切手名称:クラシック・アルバム・カバー小型シート
  • 商品番号:443102
  • 発売国:イギリス
  • 発売日:2010年1月7日
  • 切手図案:セルフ糊10種(443101)と同図案の切手を収めた大型アルバムカバーを模した小型シート。切手はシール式タイプではなく裏糊タイプの切手です。
  • サイズ:ヨコ223ミリ×タテ188ミリ

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