趣味・教養

2009.08.12
アメリカ・FOXテレビで、1989年の放送開始から400話以上が放映され、アメリカアニメ史上最長寿番組として知られているのが『ザ・シンプソンズ』です。
ユーモラスで、ちょっぴり毒気のあるキャラクター、シンプソンズ一家。彼らと彼らの繰り広げるストーリーは、本国アメリカのみならず世界中で大人気を博しています。
そして来たる2010年1月14日、初回放送開始から20年を迎えるにあたり、『ザ・シンプソンズ』をデザインした新作切手が発表になりました。
『ザ・シンプソンズ(原題:The Simpsons)』は、漫画家でありアニメーション作家としても知られるマット・グレイニングが創作した、アメリカのテレビアニメシリーズ。メインキャラクターは、原子力発電所の点検員であるホーマー・ジェイ・シンプソンと、その妻マージョナリー(マージ)、そして10歳のバーソロミュー・ジョジョ(バート)、8歳のリサ・マリー(リサ)、1歳のマーガレット(マギー)という3人の子どもたちです。「個性的」だけではとても収まらない、一風変わった彼ら一家が巻き起こすさまざまなエピソードを描いた長寿番組として、世界中の人気を集めています。
ストーリーの基本はコメディでありつつも、ホーマーの職場が原子力発電所であることから、環境問題や、子どもたちの通う学校を舞台にした教育問題など、そのときどきの世相を反映したテーマも多いのが、ザ・シンプソンズの特徴。
従来の家族アニメのような、ほのぼのしたイメージを覆すほどの破壊的なウィットとユーモア、きつめのギャグが世の中の共感を呼び、子どもだけでなく大人にも熱狂的なファンが多くいます。
とはいえ、それでも家族の根底に流れているのは、ゆるぎない「家族愛」。乾いたユーモアを素直に楽しめる趣向になっているのが、20年もの間番組が続いている一番の理由でしょう。
番組はこれまでに、米国テレビ芸術科学アカデミー(The Academy of Television Arts & Sciences)が主催する「エミー賞」を23回、国際アニメーション協会(ASIFA)が主催し"アニメのアカデミー賞"といわれる「アニー賞」の21回受賞ほか、多くの賞に輝いています。
また、特筆すべきはアニメに登場したゲストの豪華さ。ざっと述べるだけでも、エリザベス・テーラー、ダスティン・ホフマン、トム・ハンクスなど大物俳優をはじめ、エルトン・ジョン、エアロスミスといったアーティスト、元大リーガーのオジー・スミスやテニスのイアン・マッケラン、さらにはイギリスのブレア首相にいたるまで、各国・各界の著名人400名以上が、本人役や架空のキャラクターの声優で出演しているのです。これは「有名人が最も多く登場するテレビアニメシリーズ」として、ギネスブックにも紹介されています。
今回、まずご紹介するのは、ホーマー、マージ、バート、リサ、マギー、5名のイラストを5種2組に収めるハーフペーン(切手帳半裁)。ポップな黄色い肌と飛び出た目玉が特徴のキャラクターたちは、これまでに本作のみならずムービーやゲームの世界でも大活躍、キャラクターグッズも数多く発売されていますが、この切手も、ファミリーそれぞれの性格が一目で分かる絶妙の表情に加え、並んだ背景色のバランスも美しいグッズです。
このまま額に入れて子ども部屋に飾っても、またお子さまのいるご家庭へのプレゼントにしてもかわいいですね。
続いては、表面の印面(切手)部分にファミリーの顔を描き、顔から下部分のデッサン(線画)へつながるというユニークなデザインのはがきを、ごらんいただきましょう。裏面には切手と同じ各キャラクターとセリフ入りのふきだしがあり、ホーマーが、自身や周囲に良くないことがあったり思ったとおりにいかなかったとき使う口癖、"D'oh!"が印刷されています。このセリフは、英語版ウィキショナリー、ウェブスター辞書、"the Macmillan English Dictionary for Advanced Learners"とオックスフォード英語辞典といった公式辞書にまで登録され、英語圏ではすでに日常的に使われているのだそうです。
ポップアートとしてもお洒落なこのカード、親しい人へのちょっとしたメッセージに使ってみてはいかがでしょうか。
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