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趣味・教養

切手~小さな四角の世界~

2009.03.11

日本の鉄道シリーズ「富士」フレーム切手 専用クリアファイル入り 日本の鉄道シリーズ「はやぶさ」フレーム切手 専用クリアファイル入り

いつの時代も、私たちの特別な旅情をかきたてる乗り物、ブルートレイン。しかし、九州新幹線の全線開通など高速輸送化の波に押され、2009年3月13日の出発を最後に、東京と九州を結ぶブルートレイン「富士」「はやぶさ」が引退します。今回はこれら夜行寝台列車の思い出をいつでもよみがえらせてくれる、新作切手をご紹介します。

さようなら「富士」「はやぶさ」。その勇姿を切手で残そう

日本一の山の名を冠した歴史ある列車「富士」

「富士」と名のつく列車の歴史をさかのぼると、その起源は明治時代にたどり着きます。1912(明治45)年6月。東海道本線・山陽本線の新橋―下関駅間で、日本初の特別急行列車が運行を開始しました。大正期に入り、東京―下関を結び走ったこの特急は、1929(昭和4)年に「富士」と命名され、下関と韓国・釜山間で運航していた船に連絡して、韓国、中国、さらにはシベリア鉄道を経由してモスクワやパリ、ロンドンへも至る、その名のとおり日本を代表する列車となりました。

1942(昭和17)年の関門トンネル開通にともない、運行区間を東京―長崎へと延長しつつも、第2次世界大戦で運行の中断を余儀なくされた「富士」。戦後は東京―神戸―宇野駅間の特急で一時その名を使われ、その後1964(昭和39)年、東海道―山陽―日豊本線の寝台特急として、現在知られる「富士」がデビューしました。翌1965(昭和40)年10月のダイヤ改正により、運行区間を日豊本線経由で西鹿児島駅(現:鹿児島中央駅)まで延長し、東京駅―西鹿児島駅間1,574.2kmという、国内最長運転記録を作ったのです。

集団就職で東京に出てくる若者を始め、多くの人を乗せて走った「富士」も、1980(昭和55)年には、乗客の減少で宮崎(一時期南宮崎まで)止まりに。1997年には、さらに大分止まりへ短縮されるなど、東京と九州を結ぶ寝台列車の華やかな時代は、徐々に去って行きました。

そして2005(平成17)年3月のダイヤ改正で、「富士」は鹿児島本線を走る「はやぶさ」との併結列車になり、本年2009年3月13日の始発駅出発をもって、両列車ともに廃止が決定。本州と九州をまたいで多くの人、モノ、そして夢を乗せて走ったブルートレインはすべて姿を消すことになりました。

定期列車として現役最長距離を誇る「はやぶさ」

1942(昭和17)年の関門トンネル開通は、本州と九州間における鉄道輸送時代の、華やかな幕開けでした。1952(昭和27)年より、東海道本線―山陽本線―鹿児島本線経由で東京―鹿児島駅を結ぶ夜行急行列車「きりしま」が、姉妹列車「筑紫」(つくし)とともに運行を始めました。 その「筑紫」は、1956(昭和31)年に列車名を「さつま」に変更。1958(昭和33)年10月1日より、「さつま」を格上げする形で、「はやぶさ」の運行が開始されたのです。

1960(昭和35)年、終着駅を西鹿児島駅間(現:鹿児島中央駅)まで延伸した「はやぶさ」は、1980(昭和55)年に、「富士」が東京―宮崎駅間へと運行区間を短縮したことで、国内最長運行距離を誇る定期運行便(臨時列車も入れるとトワイライトエクスプレスが1位)となり、この記録は、1997(平成9)年11月に「はやぶさ」の運行区間が東京―熊本に短縮されるまで破られることはありませんでした。

短縮された「はやぶさ」に代わり最長運行距離を記録していた「さくら」が、2005(平成17)年のダイヤ改正で廃止されると、東京―門司駅間を「富士」と併結する列車「はやぶさ」が、再び長距離定期列車日本一に返り咲き、現在に至っています。

「栄光のブルートレイン」よ いつまでも

さまざまな歴史の荒波を乗り越え、鉄道ファンに「栄光のブルートレイン」と親しまれた「富士」「はやぶさ」も、いよいよ引退の春を向かえました。しかし、ヘッドマークが誇らしげに掲げられたEF66形電気機関車や、輝く青い客車とともに、思い出はいつまでも私たちの心に残ることでしょう。

この憧れのブルートレインの勇姿を、いつでもよみがえらせてくれる今回の切手シートでは、「富士」「はやぶさ」バージョンをそれぞれに制作。運行した時代によりさまざまな型式の車輌がデザインされていますが、現在、東京―門司駅間で併結運転をしている車輌の写真は、両者共通デザインとなっています。現行列車ではヘッドマークも、「富士」と「はやぶさ」がミックスされたデザインになっているのが象徴的です。

glass sheet
※画像をクリックすると拡大できます
購入はスタマガネットへ

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発売元:株式会社郵趣サービス社
発売日:2009年3月14日
切手額面:80円切手が10枚(シールタイプ)
商品サイズ:切手シート  ヨコ182×タテ257ミリ
専用クリアファイル B5サイズ

※ご案内の「はやぶさ」「富士」フレーム切手は郵便局では販売しておりません。  写真提供:諸河 久フォト・オフィス JR西日本承認済 JR九州承認済

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