趣味・教養

2008.11.12
「夢の超特急」として華々しくデビューし、44年の歴史を刻んだ0系新幹線。2008年11月に、惜しまれつつ完全引退することになりました。そしてこの度、その功績を記念して「0系新幹線」の勇姿をデザインしたフレーム切手が発売となります。昔も今も鉄道ファンに大人気の「0系」。その姿を、あなたの切手コレクションに加えてみませんか?
時は昭和39(1964)年。東京オリンピックが開催されたこの年の10月1日午前6時に、「夢の超特急」と呼ばれた0系新幹線が、初めての運転を開始しました。この0系新幹線は、当時6時間以上もかかっていた東京~新大阪間を当初4時間、翌年には3時間10分と、劇的に短縮。最高速度220km/hを誇るこの車両が、まさに地上における大型高速輸送時代の幕開けとなったのです。
0系は、航空機の設計技術を活かした流線型の車両をはじめ、CTC(列車集中制御装置)やATC(自動列車制御装置)などの運用システム全体において、高速運行実現のために、当時最先端であった各分野の技術が応用されています。その技術力は、現代の鉄道輸送に幅広く応用されているだけでなく、海外でも、フランスのTGVをはじめとした高速鉄道の開業と進歩へ、大きな影響を与えました。
運行開始から9日後に開幕された東京オリンピックや、1970年に大阪で開かれた万国博覧会などの高度成長期の日本を代表する大イベントの足となり、ビジネスや旅行にも、その至便性に加え特別な乗り物として人気を博した0系。中でも、これまでの電車になかったビュッフェスタイルの食堂車は、人々が憧れる車内の魅力の一つとして、いつでも多くの人でにぎわっていたそうです。
華々しくデビューした0系は、1985年の2階建て100系、そして東海道・山陽新幹線のニューカマーとして1992年に誕生した「のぞみ」に道を譲る形で、1999年には東海道新幹線から引退。その後は、山陽新幹線の一部のみで運行を続けてきましたが、2008年11月30日を持って、すべての営業運転を終了することとなりました。鉄道ファンのみならず、多くの人々の夢を乗せて走った0系。幅広い世代の人々から、引退を惜しむ声が聞かれています。
今回の0系新幹線フレーム切手では、1964年10月1日の開業当日に撮影された、東京駅発「ひかり1号」の発車式や、東海道新幹線引退のステッカーを付けた車両の写真など、たくさんの思い出をデザイン。世界に誇る0系が登場したあの時の高揚感を、いつでもよみがえらせてくれる一枚となっています。

発売元:株式会社郵趣サービス社
発売日:2008年11月15日
切手額面:80円切手10枚(シールタイプ)
商品サイズ:切手シート ヨコ182×タテ257ミリ
専用クリアファイル B5サイズ
◆ご案内の「0系新幹線」フレーム切手は郵便局では販売しておりません。
写真提供:諸河 久フォト・オフィス 手塚一之 JR東海承認済 JR西日本承認済