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趣味・教養

切手~小さな四角の世界~

2008.08.13

五輪だけじゃない、話題のアジア切手たち

ゴージャスなビーズ素材は垂涎ものの輝き

北京五輪をきっかけに、この夏はアジアの国々が話題を独占しそうな気配です。もちろん切手の世界だって、例外ではありません。今月登場する最新切手は、世界初の"ビーズ細工切手"と、世界中の人々に愛される可愛いあの動物をあしらったデザイン。真夏に行われるスポーツの祭典に負けず、きらきらと輝く切手をご覧いただきましょう。

絢爛豪華な世界初のビーズ切手「プラナカン博物館コレクション小型シート」

発行国:シンガポール 発行日:2008年4月8日

目を見張る美しい色彩。近寄って良く見れば、色のひとつひとつが細かなビーズでできているという、とても珍しいこちらの切手は、「プラナカン博物館コレクション小型シート」。
「プラナカン」とは、14~16世紀ごろから、マレー半島のマラッカ、ペナン、シンガポールへ移住し、栄華を誇った中国系移民の子孫です。彼らは現地のマレー文化や植民地時代のポルトガル、オランダやイギリスなどの文化を融合した独自の美意識を持つことで知られ、プラナカンはみな「美を愛でる」心を育み、ニョニャと呼ばれる女性たちは、いつかお嫁入りする日のために、小さいころから、料理、裁縫、刺繍などの技術を身につけていたのだとか。

そんなプラナカンが愛用した品々を所蔵、展示する博物館が、この春シンガポールにオープンしました。きらびやかな所蔵品から、20世紀初頭に制作された婚礼用ビーズ細工のポシェットに使われたデザインを、切手シートの上に、忠実に再現しました。

この切手の特長は、もちろん切手そのものがビーズ細工でできている点。当然、世界で初めての試みで、ポシェットの蓋、鹿の模様部分に貼られたビーズはすべて手作業によるものです。ヨーロッパの垢抜けたセンスと南国の明るい色彩がゴージャスに融合したきらびやかさ、「プラナカン博物館コレクション」は、切手ファンのみならずアート好きな方にも、ぜひおすすめしたい逸品です。

可愛さに心和む「ジャイアントパンダ」フル(8面)シート

発行国:中国香港 発行日:2008年4月8日

世界の誰にも愛される、白黒の動物。2007年7月1日、香港が中国に返還されて10周年を迎え、中国政府は生後20ヶ月のジャイアントパンダ2頭を、香港へ寄贈しました。2頭のパンダは、オスを「楽楽(Le Le)」、メスが「盈盈(Ying Ying)」と名づけられ、香港島の南端に広がる「オーシャンパーク(海洋公園)」で飼育・展示されています。

「オーシャンパーク」は、73万㎡からなる広大な敷地内に「パンダ館」をはじめ、動物園、水族館、遊園地など沢山の施設のある見所満載のレジャーパーク。「パンダ館」には、香港返還記念(1999年)に贈呈されたオスの安安(An An、15歳)とメスの佳佳(Jia Jia、22歳)もいて、「楽楽」「盈盈」とあわせ現在総勢4頭のパンダが、香港返還の友好親善大使として愛らしい姿を見せ、観光客に人気を集めているそうです。

そして、2008年7月1日、この「楽楽」「盈盈」のお披露目1周年を記念し、中国香港から記念切手が発行されました。切手は4種類あり、「楽楽」「盈盈」の、心和む表情をとらえたベストショットや、2頭で楽しげに遊ぶ様子などから構成されています。
ちなみに、パンダの名前の「楽」は社会の反映を、「盈」は経済の発展を意味する大変おめでたい意味を持つそう。ご自身のコレクションはもとより、お知り合いへご結婚、就職、新築などのお祝いに額装すると、気の利いたプレゼントとして喜ばれそうです。

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