趣味・教養

2012.02.22
家庭で飼育する動物として犬と双璧の人気を誇るのが、かわいい猫たち。特に昨今では、こうした動物たちを単なるペットではなく「コンパニオンアニマル」と呼び、家族同様に大切にするご家庭も増えてきました。こうしたペットたちのフード製造、販売に関わる事業者が集まった一般社団法人ペットフード協会では、1987年に愛猫家たちからの公募で「にゃん・にゃん・にゃん」と読める2月22日を、猫の日に決定しました。今年もやってくる猫の日にあやかって、今回はラオスから猫をテーマに発行された切手をご紹介いたします。さまざまな種類、毛色、そして豊かな表情を持つ切手の中の魅力的な猫たちに、しばし癒されてください。
インドシナ半島で中国、ミャンマー、タイ、カンボジア、ベトナムの5カ国と国境を接するラオス(ラーオ)人民民主共和国、通称ラオスは国土面積236,800平方キロメートル。日本の本州ほどの広さで、その約70パーセントが高地や山岳地という内陸国です。主な産業は農業ですが、良質なサファイヤを産出するなど天然資源にも恵まれています。仏教国で、慎み深い国民性を持ち、昔から動物たちを大切にするお国柄。切手デザインにも猫をはじめ、これまでたくさんの動物たちが登場してきました。
ちなみにラオスでは、郵便局はあっても郵便配達サービスはありません。では、どうやって郵便のやりとりをしているのかといえば、必要な人は郵便局に私書箱を持つのだとか。ですから手紙の宛先も、個人の住所ではなく相手の都市名と私書箱の番号になるのだそうです。ラオスの通貨単位は「Kip」(キープあるいはキップ)といい、切手の額面(郵便料金)を表す部分には数字と一緒に「k」が記されています。
まずご紹介するのは、1983年に発行されたネコ6種切手。タビー、ペルシャ、シャムほかあこがれの高級猫たちの、まさに「威風堂々」とした様子がデザインされています。いずれもふさふさの尻尾や前足が枠線からちょこんとはみ出て描かれており、3D画像を見るような奥行き、そして今にも動き出しそうなほどリアルな存在感。愛猫家にはたまらない切手たちではないでしょうか。
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さて、続いてご覧いただくのは、スモーキーヨーロピアン、ヨーロピアンブラックといった短毛種の猫たちをデザインした切手と小型シート。イラストでは、ふわりとしてツヤのある猫毛の質感だけでなく、表情やたたずまいにも注目してみてください。こちらを見ながら聞き耳を立てている様子、視線を落として物思いにふけっているような表情・・・猫を飼ったことのある方ならどこかで見たことのある猫たちの一瞬が、ていねいに表現されています。背景のデザインは統一されていますが、それぞれの猫たちの毛色やポーズが引き立つよう、色やラインのバランスが計算されているところにも、こだわりがありそうです。
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最後にご紹介する1995年発行の切手デザインには、日本猫の代表である三毛猫をはじめ、レッドタビーロングヘアー、シャムといったバラエティ豊かな猫たちが採用されています。表面に印刷されている「CHATS DE RACE」とは、フランス語で「猫の種」つまり純血種の猫を表す言葉です。三毛猫も、日本以外の国では「ジャパニーズ・ボブテイル」として珍重されている固有種のひとつ。同じ "猫" とはいっても、生まれた国や環境によって、これほど個性が異なるのです。
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いま、ご自宅で猫と暮らしている方にとっては、毎日が「猫の日」のようなもの。しかし、せっかく年に一度の "本当の" 猫の日ですから、猫びいきのお友達同士、思い切り猫の話題で盛り上がってみてはいかがでしょうか。今回ご紹介した切手たちが役に立つはず。猫グッズコレクションのひとつとしてはもちろん、この時期ならではのプレゼントにもおすすめです。
協力:株式会社郵趣サービス社
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