趣味・教養

2011.12.21
間もなくやってくる2012年。来年の干支「辰(龍)」をモチーフにして、年賀状を作られる方も多いのではないでしょうか。年明けにこうした挨拶状を交換する習慣は、実は日本だけでなく、お隣の中国にもあるそうです。今回ご覧いただくのはそんな賀状に使われる中国、香港、マカオからこれまでに発行された年賀切手。中国らしいカラフルでアーティスティックなデザインをお楽しみください。
お正月に、あたたかい部屋でおせち料理などいただきながら届いた年賀状を読むのは、日本独特の楽しみですが、実は中国にも年賀状に似た習慣が存在します。しかもその起源はかなり古く、宗や周と呼ばれた時代に、新年を迎えると「名帖」つまり名刺のような紙に、日ごろ親しくお付き合いしている相手の住所や名前、そしてめでたい言葉などをしたため、使用人に持たせたという、上流階級の習わしに由来しているのだといいます。
そして現代、公的には西暦を使っているものの、やはり春節を新年の始まりとして盛大にお祝いする中国では、西暦の新年と春節のどちらかで「賀年有奨明信片」と呼ばれる賀状を贈り合うことが多く、「有奨」からも分かるように、日本と同じくお年玉付きになっています。ただ、賀状には日本のように干支のデザインを使用するよりも、中国古来のおめでたい柄や色を使うことが一般的。さらに暮らしの中に西洋文化も取り入れられた今、年末年始のあいさつを兼ねてクリスマスカードをやり取りする家庭も増えています。こうした中国の新年において、干支が活躍する場の一つが年賀切手というわけです。1980年の初の発行から、伝統的な画風や現代の洗練されたデザインなど、毎年バラエティ豊かな中国年賀切手が出そろっています。
さて、こうした中国の年賀切手の中から今回ご覧いただくのは、来年の干支にちなんで、額装すればお正月飾りにもなる「辰」柄の切手。これらは前回の辰年である2000年に、中国と中国香港から発行されたものです。ご自身で楽しまれるほか、親しい方へのちょっとしたプレゼントにしても喜ばれそうですね。
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そしてこちらは、干支の動物たちをカラフルなイラスト仕立てのデザインにした中国マカオ発行の切手。1996年から2007年にかけて発行した年賀切手12種のご紹介です。実はこの切手デザインは、シート地に動物たちの横向き半身が大きく描かれていて、顔の部分だけを切手として切り抜いて使うようになっているもの。一枚一枚を見てもなかなか楽しいデザインですが、こうして並べると色柄ともに統一感を醸し出しているところはさすがです。
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