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趣味・教養

切手~小さな四角の世界~

2011.04.06

世界の自然といきものを守ろう! WWF蝶切手

パンダのイラストと「WWF」の文字が組み合わせられたロゴを見たことはありますか? 世界最大の自然環境保護団体「世界自然保護基金(World Wide Fund for Nature)」のマークです。環境破壊と動物たちの絶滅が危惧される今、切手の図案の中にも、このパンダのイラストロゴを使用した公認切手が発売されているのです。売上げの一部はWWFの活動基金に充てられます。また今年はWWFにとって、WWF設立50年、WWFジャパン発足40年を迎える節目の年。そんな "旬" のWWF切手より、鮮やかな蝶をデザインした切手たちをご紹介しましょう。

世界「最長」! 飛翔記録を持つ蝶オオカバマダラ

今回ご紹介するのは、その美しさもさることながら、他の蝶にはない特徴を持った種ばかりです。まずは「世界一遠くまで飛ぶ蝶」といわれるオオカバマダラ。羽を広げた大きさは10cm足らずと、それほど大きな体ではありません。しかし、越冬のために北米大陸を縦断してしまうという、なんともタフな蝶です。

オオカバマダラは、カナダやアメリカで多く見られます。彼らは夏の終わりにさなぎから羽化し、途中、花の蜜を吸いながら、どんどん南へ移動していきます。その移動距離は、3,000kmを超えることもあるとか。まれに遠く離れたイギリスでも、コースを外れた迷い蝶が見られることがあるそうです。ずっと羽ばたき続けるのではなく、風に乗って滑空するのが上手なオオカバマダラ。これほどの長距離移動ができるのは、他の種よりも飛行技術が優れているからなのです。

切手デザインでは、越冬地のひとつ、メキシコでの集団越冬の様子と、幼虫やさなぎを描いています。英語名ではMonarch(モナーク:「王様」の意味)と呼ばれる人気者。艶やかで人目をひくオオカバマダラが、大集団で移動するさまは圧巻です。近年は生息地が減少していることが懸念されています。

世界自然保護基金/蝶4種

※画像をクリックすると拡大できます。

  • 切手名称:世界自然保護基金/蝶4種
  • 発行国:メキシコ
  • 発行日:1988年9月
  • 切手図案:世界でもっとも長距離を飛行するオオカバマダラを描く。木の枝に大群で止まり越冬する様子、群れでの移動の様子ほかを描く。
購入はスタマガネットへ

世界「最大」! 鳥のような巨大蝶アレクサンドラトリバネアゲハ

続いてご紹介するのは「世界最大の蝶」、元英国女王の名を冠したアレクサンドラトリバネアゲハです。「トリバネ」でお分かりのように、まるで鳥のような巨大さが特徴です。他の絶滅危惧種と同じく、この蝶の生息地も開発により破壊されつつあります。

生息地はパプアニューギニア。しかし実は、オスとメスでは形や色、そして全体の大きさなどもかなり異なり、大きいのはメスの方です。羽を広げると22cm以上もある固体もいて、最初に発見されたメスは、鳥と間違われて銃で打ち落とされたとか。オスはやや小さめですが、全体的に茶色い羽を持つメスとは異なり、メタリックブルーに光る美しい羽を持っています。

切手には、オス、メス、幼虫、さなぎが描かれています。産卵や羽化の瞬間、蜜を吸うところなど、生態をよく捉えたリアリティあふれるデザインは、一見の価値あり。羽も表と裏が分かるよう構図が工夫されており、原画作家の蝶への愛情と気配りを感じられる、貴重な切手です。それだけではありません。産卵しているメスの腹横に、小さな卵が1個描かれているのが確認できますでしょうか。実は、卵まで描かれている蝶の切手はとても珍しいのです。

世界自然保護基金/蝶4種

※画像をクリックすると拡大できます。

  • 切手名称:世界自然保護基金/蝶4種
  • 発行国:パプアニューギニア
  • 発行日:1988年9月
  • 切手図案:世界最大の蝶、アレクサンドラトリバネアゲハを描く。産卵の様子と幼虫、羽化するオス、ハイビスカスの蜜を吸うオスほか。
購入はスタマガネットへ

美しくて珍しい蝶たちをデザインイラストで楽しみながら、環境や野生動物保護にもつながるWWF切手。もちろんご自身で楽しむのもおすすめですし、地球の未来を託すお子様やお孫様などへのプレゼントにもご活用ください。

協力:株式会社郵趣サービス社

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