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趣味・教養

切手~小さな四角の世界~

2009.10.28

紅葉狩り-切手の中の"小さな秋"

10月も後半になると、各地から本格的な紅葉の便りが届きます。休日には秋の美しい風景を楽しみに、全国の紅葉スポットがお客様でにぎわうこの季節にちなみ、今回は赤や黄色に萌える紅葉をご堪能いただける、紅葉名所デザイン切手を一挙ご紹介します。切手の中で、風流に「紅葉狩り」を楽しんでみましょう。

目に鮮やか、心に懐かしい紅葉風景を切手で楽しもう

切手で偕楽園の四季をひとめぐり

日本三名園のひとつ、春の梅で人気の高い偕楽園。実は知る人ぞ知る紅葉の名所でもあり、園内にはその名も「もみじ谷」という紅葉スポットも存在するほどです。
切手にデザインされた「吐玉泉(とぎょくせん)」は、夏なお冷たく玉のように澄んだ水をたゆまなく吐く、ということから名づけられた湧水で、水戸藩第九代藩主徳川斉昭公は、この清浄な水を茶室何陋庵(かろうあん)の茶の湯に用いたとのこと。湧水を受ける大理石の井筒(台座)の純白に、ひらりと落ちた赤い紅葉のコントラストが目にも鮮やかですね。
このデザインは、「偕楽園」の四季を描いた4種連刷切手のうちの1種となり、ほか3種、「梅と好文亭(春)」「中門(夏)」「雪の好文亭(冬)」をご覧いただくだけで、偕楽園の四季をひとめぐり。空間だけでなく、時間までも超える切手の旅にひととき遊んでみてはいかがでしょうか。

ふるさと切手茨城版「偕楽園」
※画像をクリックすると拡大できます
  • 切手名称:ふるさと切手茨城版「偕楽園」
  • 発行日:2001年2月1日
    ※切手は4種連刷の状態で販売しています
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「金沢」の名前は兼六園発祥?!

同じく日本三名園で、四季を通じて観光客の絶えない石川県金沢市「兼六園」の園内、金沢神社そばにある「金城霊沢(きんじょうれいたく)」は、その昔、芋掘藤五郎がこの地で出る砂金を洗った泉。当初ここが「金洗沢(かなあらいざわ)」と呼ばれていたことから、「金沢」の名前の由来になったといわれる、まさに金沢発祥の地なのです。
四季折々のたたずまいを見せる静謐な森の一角にこんな旧跡があるのも驚きですが、特に秋には、清水と紅葉のコントラストが幽玄な雰囲気を醸し出し、写真におさめたりスケッチを楽しむ人が思い思いに秋を楽しんでいます。
こちらのデザインも、「兼六園」の四季を描いた4種連刷切手の1種となり、ほか3種「海石塔(春)」「噴水(夏)」「ことじ灯籠と雪吊り(冬)」とともに、じっくり味わいたい風景のひとつです。

ふるさと切手石川版「兼六園の四季」
※画像をクリックすると拡大できます
  • 切手名称:ふるさと切手石川版「兼六園の四季」
  • 発行日:1999年4月26日
    ※切手は4種連刷の状態で販売しています
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岡山「後楽園」の代表的風景「唯心山」

日本三名園の3つ目、岡山「後楽園」は、2000年に築庭300年を迎えました。ご紹介のデザインは、その記念として発行された4種連刷切手のうちの1種で、秋の「唯心山と岡山城」の風景を描いています。
能舞台や茶室といった風情ある建物の数々や、水と植物のさまざまに織りなす表情を堪能できる回遊式庭園「後楽園」の中心「唯心山」は、山越しに見える岡山城とともに、園内の代表的風景として、これまでにも数々の絵画や写真に登場してきました。
中でも秋の風景は、紅葉の赤、空の青、そして岡山城の見事なコラボレーションによる圧倒的な存在感が素晴らしく、いつでも多くの人々の心をとらえて離しません。ほか3種は、「梅林とタンチョウヅル」「花葉の池と延養亭」「曲水とタンチョウヅル」がデザインされ、その華やかさと静けさの対比も連刷の見どころのひとつになっています。

ふるさと切手岡山版「おかやま後楽園築庭300年」
※画像をクリックすると拡大できます
  • 切手名称:ふるさと切手岡山版「おかやま後楽園築庭300年」
  • 発行日:2000年3月2日
    ※切手は4種連刷の状態で販売しています
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世界に愛される古都「京都」の紅葉

いまや世界の人に愛される美しき古都、「京都」。京都は、他の土地にも増して紅葉スポットの多さが有名で、秋になると紅葉狩りを目当てに訪れる国内外の観光客も少なくありません。それは切手においても同じことで、美しい紅葉が映えるさまざまな風景がデザインに採用され、切手の中での「京都紅葉の旅」を楽しむことができます。
ここではまず、世界文化遺産古都京都の文化財を題材として発行された10種シートの中の3種から、「高山寺」からは「表参道」「石水院」の紅葉を。そして誰もが一度は訪れる名所中の名所、「金閣寺」をご紹介しましょう。
まるで紅葉の赤いじゅうたんを敷き詰めたような高山寺の表参道、イチョウに映える石水院、ため息の出るような金閣寺の風景に加え、切手シートには雪の金閣寺や、歩いてみたくなる庭を切り取った写真のデザインが集まって、全体で一つの価値を創出した逸品となっています。なお、第2次世界遺産シリーズでは「古都京都の文化財」を題材として、第3集から第6集の4種類の10種シートが発行されていて、こちらも見逃せません。

第2次世界遺産シリーズ第5集「古都京都の文化財3」 第2次世界遺産シリーズ第5集「古都京都の文化財3」
※画像をクリックすると拡大できます
  • 切手名称:第2次世界遺産シリーズ第5集「古都京都の文化財3」
  • 発行日:2001年12月21日
    ※切手はシートの状態で販売しています
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さて、次にご紹介するのは、ふるさと切手「旅の風景シリーズ第1集」京都「嵐山」から、「嵯峨野」の中の名所を描いた10種シートの中の2種類です。
化野(あだしの)念仏寺は、およそ千年前、空海により開創された石仏で知られるお寺です。たくさんの無縁仏を供養する、祈りに満ちたその風景と、真っ赤な紅葉が歴史の深みを感じさせてくれるデザインが印象的。
そして平家物語で知られる「祇王寺」は、質素ながら苔寺立ち木の間からのぞく赤や黄色の紅葉に、身も心も洗われるようですね。切手シートでは、嵯峨野のイラストマップとともに、各地の見どころが紹介され、実際に旅をするときにも役立ちそうな、わかりやすさもおすすめですよ。

ふるさと切手「旅の風景第1集 京都嵐山~嵯峨野」 ふるさと切手「旅の風景第1集 京都嵐山~嵯峨野」
※画像をクリックすると拡大できます
  • 切手名称:ふるさと切手「旅の風景第1集 京都嵐山~嵯峨野」
  • 発行日:2008年9月1日
    ※切手はシートの状態で販売しています
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また、「嵐山」といって思い出すのは、鴨川にかかる渡月橋。日本人の心のふるさとのような渡月橋の情景をはじめ、京都にはどこか懐かしい風情に満ちた場が、そこここに残っています。京都の四季の風景を描いた4種連刷切手では、この「嵐山」をはじめ、桜の咲き乱れる「円山公園(春)」、涼しげな「鴨川(夏)」、どこか凛とした雪景色「北山(冬)」といった四季それぞれを代表する一枚が、印象的な色づかいの絵画でデザインされています。

ふるさと切手石川版「兼六園の四季」
※画像をクリックすると拡大できます
  • 切手名称:ふるさと切手京都版「京都の四季」
  • 発行日:2000年10月20日
    ※切手は4種連刷の状態で販売しています
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広島の紅葉といえばやはり「宮島」

切手でつづる紅葉狩りの最後を飾るのは、広島県「宮島」です。島のシンボル的存在であり、海に浮かぶ大鳥居が有名な厳島神社をデザインした2種で、まずご覧いただくのは、国土緑化運動にちなんで毎年発行される切手。
この「国土緑化運動」とは、第二次大戦の戦中・戦後期に森林の荒廃が進み、洪水・土砂災害が頻発したことから、林野庁主導ではじめられた緑化推進運動です。有名な行事としては、毎年開催地を変えて行われる「全国植樹祭」があります。植樹祭と同じく、切手の題材も毎年変更され、1995年には厳島神社の鳥居を背景に紅葉が描かれました。
鳥居の朱色と紅葉の赤が控えめな色合いで絵本のようにデザインされた切手は、どこか懐かしさを覚える、朴訥で愛らしい印象。プレゼントにもぴったりの一枚です。

国土緑化運動
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  • 切手名称:国土緑化運動
  • 発行日:1995年5月19日
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一方、同じ題材のデザインでも、ぐっと華やかで写実的なのが、紅葉と厳島神社の大鳥居を描いたもの。中国5県の代表的な風景と県花を描いた、5種連刷切手のうちの1種です。
神社のシンボルともいえる大鳥居は16m。これは奈良の大仏とほぼ同じ高さで、風雨にさらされ劣化も早いため、何度も建て替え、現在の鳥居は8代目となっています。しかも主柱は樹齢500~600年のクスノキの自然木と決まっているので、昔ながらの森林が減少する現代では、素材となる木を探すのすら難しくなっているということです。
秋の名物「紅葉」はまさに自然の芸術。いつまでもこの時期これら紅葉の風景を楽しむために、美しい紅葉の姿を留めた切手を眺めながら、自然について思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

ふるさと切手中国版「中国地方の自然・花」
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  • 切手名称:ふるさと切手中国版「中国地方の自然・花」
  • 発行日:2000年5月1日
    ※切手は縦5種連刷の状態で販売しています
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