ポスタルくらぶ

  • 文字サイズを「小」にする
  • 文字サイズを「中」にする
  • 文字サイズを「大」にする
  • はじめての方へ
  • 会員メニュー


趣味・教養

切手〜小さな四角の世界〜

2008.08.27

映画切手で巡る、輝く時代の思い出

時代を彩った銀幕の世界を切手に再現。あなただけの一本を探してみませんか?

昭和から平成の今日まで、私たちの暮らしはいつも話題の映画と共にありました。嬉しい時も悲しい時も、銀幕の中で繰り広げられる夢の世界が心を癒し、明日への希望を与えていたのではないでしょうか。今回は誰の心にも残るそんな思い出の一本を再現した切手、ムービーファンも納得する歴史の一コマを揃えたラインナップをご紹介しましょう。

永遠の銀幕スターたち

日本「日本映画I 80円10種シート」
発行日:2006年10月10日

購入はスタマガネットへ

銀幕の中にこそ、完璧なるヒーローやヒロインがいた懐かしい昭和の時代。戦争に向かう暗い世の中に一筋の光として、また戦後の復興期、人々の心を力強く支えた憧れとして――いずれ劣らぬ名作映画は、いまや貴重な歴史の財産となっています。

切った張ったの大立ち回り、粋な仕草に男を感じた時代劇からは、大河内伝次郎(丹下左膳余話百万両の壺)、大映の全盛期を作った市川雷蔵(眠狂四郎 円月斬り)。端正なマスクと演技力で評価の高い森雅之(雨月物語)や、小津映画になくてはならない笠智衆(東京物語)も忘れられません。歌舞伎出身のビッグスター中村錦之助(宮本武蔵 巌流島の決斗)、世界の三船敏郎(七人の侍)まで、名優がずらりと揃いました。

また、人々の憧れだったのが、骨太な演技が一世を風靡した小林旭(ギターを持った渡り鳥)に鶴田浩二(ハワイの夜)、そして誰もが憧れた永遠のマドンナ原節子、小林トシ子と高峰秀子(カルメン故郷に帰る)、京マチ子、岸恵子、吉永小百合(キューポラのある街)。彼らの代表作の一場面から、表情豊かな10カットを取り上げ、切手シートにデザインしました。セピア色のシートを眺めていると、語り継がれる伝説の作品たちを、もう一度観たくなりそうですね。

テーマが多様化した現代の名作

日本「日本映画II80円10種シート」
発行日:2006年10月10日

購入はスタマガネットへ

映画に期待されるエンターテインメント性が多様化した昭和50年代からは、ユニークなテーマで作られた名作が、数多く存在します。そのひとつが、愛らしい少女と強面なやくざの異質な取り合わせが話題を呼んだ「セーラー服と機関銃」。天才子役・薬師丸ひろ子が女優として認められた作品です。

また、映画撮影所の人間模様を笑いと涙で綴った「蒲田行進曲」、戦後の淡路島を舞台に、泥だらけの野球少年らの青春を活き活きと描く「瀬戸内少年野球団」、世の中に賛否両論の嵐を起こしたラブストーリー「失楽園」も。さらには「蘇る金狼」「たそがれ清兵衛」や北野たけし監督「HANA-BI」まで、"静"と"動"の魅力を持つ作品をデザインに選びました。

その他、シリーズ数の多さからギネスにも登録された「男はつらいよ」や、大人から子どもまで熱狂の渦に巻き込んだ「ゴジラ」(ゴジラFINAL WARS)、「ガメラ」(ガメラ3邪神(イリス)覚醒)など、思い出深い時代を彩った数々の名作映画が盛りだくさんです。

箱根駅伝と日本映画の黎明期

日本「20世紀デザイン切手4集シート」
発行日:1999年12月22日

購入はスタマガネットへ

お正月の風物詩ともいえる「箱根駅伝」は、大正9(1920)年に第1回大会が開催されました。当時の世相といえば、関東大震災(1923年)での大被害から復興した東京都心には近代的なビルが建ち並び、大正のモダンな文化が花開いたころ。デパートに洋食屋、ファッションに興味を持つ「モボ・モガ」と呼ばれる人々など、今日に通じる文化のベースが揃ったのも、この時代です。巷には、流行歌やマンガという手軽なエンターテインメントも増え、「活動写真」といわれる無声映画の全盛期でした。シートには、「目玉の松っちゃん」として親しまれ、映画スター第1号でもある尾上松之助の「国定忠治」、そして「バンツマ」阪東妻三郎の、映画俳優としての不動の地位を築いた「雄呂血」をデザイン。精悍な面立ちと圧倒的な存在感で人気を博した二人のスターを、当時の流行と重ね合わせながら、じっくり見比べてみてはいかがですか?

希望に満ちた昭和の始まり

日本「20世紀デザイン切手5集シート」
発行日:2000年1月21日

購入はスタマガネットへ

昭和3(1928)年に、オランダのアムステルダムで開かれたオリンピックでは、初の女子の参加が認められ、日本人の人見絹江選手が女子陸上800mで銀メダルを獲得する快挙を成し遂げました。男子の活躍もめざましく、陸上三段跳びの織田幹雄選手と競泳男子200m平泳ぎの鶴田義行選手が、史上初、金メダルを日本にもたらしたのです。時期を同じくして国民の健康を増進する目的で始まった「ラジオ体操」は、今年2008年が、開始から80周年という記念の年。

この前年である昭和2(1927)年には、現在都心の地下を網の目のように走っている地下鉄が、浅草~上野間で華々しく初めて開業したという画期的なニュースもありました。快適で珍しい乗り物の開通当時は、大行列ができるほどの人気だったとか。

そんな当時の活気を表すように輝く、映画当たり役の「鞍馬天狗」(鞍馬天狗続編)で、剣を構える嵐寛寿郎の鋭い視線が目を惹きます。

ヘレン・ケラー来日そして戦争へ

日本「20世紀デザイン切手8集シート」
発行日:2000年3月23日

購入はスタマガネットへ

昭和12(1937)年には、「奇跡の人」ヘレン・ケラーが来日し、大歓迎を受けました。しかしその2年後の昭和14(1939)年には、第二次世界大戦が勃発。そんな中にも、田中絹代と上原謙主演による、昭和13(1938)年の映画「愛染かつら」が、主題歌「旅の夜風」とともに大ヒットを飛ばし、翌年の大相撲では大横綱双葉山が歴代最高の69連勝を打ち立てるなど、明るい話題も残っています。さらに、昭和12年に朝日新聞社が東京~ロンドン間に飛ばした「神風号」に負けじと、毎日新聞社の純国産双発輸送機「ニッポン号」も、昭和14年8月26日世界1周に向けて飛び立ち、56日をかけてその快挙を成し遂げました。しかし、日本プロ野球の礎を築いた投手、沢村栄治の戦死、山本有三の「路傍の石」は戦争の影響を受け未完となる不幸もあり、時代は千人針や、慰問でヒットした「誰か故郷を思わざる」など、戦時色の濃い文化に満たされてゆきます。

平和と未来を語る戦後の娯楽作品

日本「20世紀デザイン切手10集シート」
発行日:2000年5月23日

購入はスタマガネットへ

不幸な戦争を経験した日本にも、戦後すぐに新しい文化の兆しが芽吹きます。昭和20(1945)年10月、戦後映画の第1号として公開された「そよかぜ」の主題歌「リンゴの唄」は、主演でもあった並木路子が歌い、多くの人々の心を癒しました。紅白歌合戦が始まったのもこの年です。そして、昭和21年(1946)年11月3日に公布、翌年5月3日に施行された日本国憲法が、新生日本を高らかに宣言します。時期を同じくして、「サザエさん」の連載が新聞で始まり、壺井栄の小説「二十四の瞳」、手塚治虫のコミック「鉄腕アトム」など、平和の願いと明るい未来へ目が向いた作品も発表されました。昭和24(1949)年には、水泳全米選手権で世界新を連発、「フジヤマの飛び魚」と呼ばれた古橋廣之進選手や、日本人初のノーベル賞(物理学)を受賞した湯川秀樹博士などが活躍し、日本をアピール。そしてこの時期、大流行した映画といえば、真知子巻きの流行で知られる「君の名は」。主演岸恵子の、憂いを含んだ表情が印象的です。

« 前の記事へ 次の記事へ »

このページの先頭へ

 
» バックナンバー一覧
 
» 新着トピックス一覧

このページの先頭へ

このページの先頭へ



このページの先頭へ