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趣味・教養

切手~小さな四角の世界~

2008.05.15

美しい蝶の切手

今回ご紹介するのは、あでやかな「蝶」を描いた切手の数々。蝶はギリシャ語で「プシュケ(Psyche)」といい、英語の“心・魂”を表す「psycho」の語源にもなっています。
その美しさゆえ、うわべに惑わされるなかれという教訓を含ませたのでしょうか。そんな蠱惑(こわく)的な蝶の世界へ、さっそく皆さんをご案内しましょう。

1年間で4世代交代!
艶麗優美な「アゲハチョウ」

キアゲハ
ポーランド「蝶6種+小型シート」
発行日:1991年11月

購入はスタマガネットへ

南極を除いて地球上のほぼすべての大陸に存在するといわれる「アゲハチョウ」。現在、世界で約550種類、日本では22種類が確認されています。

アゲハチョウといえば、色とりどりの鱗粉に彩られた羽が思い浮かびますが、生態上の最大の特徴は「年4化性」。成虫が卵を産み、孵化した子どもが成 虫になってまた卵を産み……という世代交代を1年に4回も繰り返すのです。成虫の寿命はわずか2~4週間。あの美しさははかない命と引き替えに与えられた ものなのかもしれません。

ご紹介する切手は、おなじみの「キアゲハ」、東南アジアを代表する大型美麗の「オオルリオビアゲハ」、黒とオレンジのコントラストが妖艶な「ジャコ ウアゲハ」。このうちジャコウアゲハは幼虫時代にアルカロイドを含む葉を食べ、体内に毒を蓄積することで外敵から身を守っているというから驚きます。

オオルリオビアゲハ
インドネシア「蝶4種」
発行日:1963年12月

ジャコウアゲハ
ソ連「蝶と蛾2点(10種)」
発行日:1986年・1987年

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モンシロチョウでおなじみ、
可憐な色調の「シロチョウ」

レーダシロチョウ
コンゴ民主共和国「蝶と蛾10種」
発行日:1971年2月

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世界で約1000種類が確認されている「シロチョウ」。白や黄色の羽に赤や黒の模様がトレードマークですが、南米には黒をベースにした鮮やかな羽の種類も分布するといわれています。

日本では「モンシロチョウ」が最もポピュラーですが、モンシロチョウは人間には見えない紫外線が見えることをご存じですか? その能力が発揮される のは、花蜜のありかを探すときと、交尾の相手を探すとき。一般にモンシロチョウの性別は羽で識別されますが、その違いは人の目にはほとんどわかりません。 ところが紫外線を通すと、メスの羽が白いままなのに対し、オスの羽は黒く見えます。紫外線を感知できるモンシロチョウは、この色の違いで仲間の性別を判断 していると考えられています。

ピックアップしたのは「レーダシロチョウ」「オオキイロツマキチョウ」「ヘリグロツマキチョウ」。アゲハチョウとはまた異なる可憐な姿が魅力的ですね。

オオキイロツマキチョウ
スリナム「蝶12種連刷」
発行日:2008年1月2日

ヘリグロツマキチョウ
ソ連「蝶と蛾2点(10種)」
発行日:1986年・1987年

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驚異的な飛翔能力!
種類も豊富な「タテハチョウ」

ルリツヤシンジュタテハ
コンゴ民主共和国「蝶と蛾10種」
発行日:1971年2月

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羽を立てて止まる習性からその名がついた「タテハチョウ」。世界の熱帯から冷帯まで広く分布し、確認されているだけでも5000種類が存在するといわれています。

ご紹介する「ルリツヤシンジュタテハ」「オオカバマダラ」「バッサリス・イテア」もその一種。なかでもオオカバマダラは飛翔能力に優れたタテハチョウ科にあって超長距離を飛行する“渡り蝶”として有名です。

オオカバマダラは秋になると越冬の準備を始め、アメリカとカナダの国境あたりからカリフォルニアやメキシコのミチョアカン州へと大移動します。その 距離なんと最大3800km! あんなに軽く、小さな体のどこにそんなエネルギーを秘めているのでしょう。命の力は本当に神秘的ですね。

オオカバマダラ
スリナム「蝶12種連刷」
発行日:2008年1月2日

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バッサリス・イテア
ニュージーランド「日本国際切手展/蝶小型シート」
発行日:1991年11月

切手トリビア~美しい蝶の切手編~ 「蝶」と「蛾」の違いとは?

昆虫の中でも、蝶と蛾の仲間を「鱗翅目」と書いて「りんしもく」、もしくは「ちょうもく」といいます。日本だけでも約5000種類が存在するといわれ、そのうち蝶はおよそ250種類。つまり蛾のほうが圧倒的に種類が多いことになります。

では、蝶と蛾とでは具体的に何が違うのでしょう? 「蝶はきれいな模様で、蛾は汚い」と思われがちですが、華やかな色の羽をもつ蛾もたくさんいますし、地味な色の蝶も多いのです。

最も顕著な違いは、触角。蝶の触覚は先端がマッチ棒のように膨らんでいますが、蛾の触角は先端が尖り、糸状や櫛の歯状をしているものがほとんどで す。そしてもうひとつ特徴的なのは、止まるときの姿。蛾が羽を広げて止まるのに対し、蝶の多くは羽を閉じて止まります。蛾のなかには蝶と見まがうほど美し いものもいますが、この2つをチェックすれば大半は識別できますよ。

ベニシタジャノメ(ジャノメチョウ科の蝶の一種)
ソ連「蝶と蛾2点(10種)」
発行日:1986年・1987年

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ベニゴマダラヒトリ(ヒトリガ科の蛾の一種)
ソ連「蝶と蛾2点(10種)」
発行日:1986年・1987年

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