趣味・教養

2008.05.01
ゴールデンウィークをいかがお過ごしですか?今回は「子どもの日」にちなんで、切手に描かれた子どもたちをご紹介します。端午の節句や鯉のぼりのい われ、海外の「子どもの日」の様子もみていきましょう。昔と今、ずいぶんと変化してきたように思われる子どもたちの姿。でも意外に変わっていない一面もあ るんですよ。
「子どもの日」が国民の休日となったのは1948年。「子どもの人格を重んじ、子どもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」ことを趣旨として制定 されました。大正時代から「児童愛護デー」として活動を行っていた団体があったこと、「5月5日を子どもの日に」という国会への請願が多かったことから、 この日が選ばれたといわれています。ちなみに韓国の子どもの日は、日本と同じ5月5日。中国は6月1日で、午後からお休みになる学校が多く、会社によって は親も午後から休みを取れるのだそうです。
日本[「世界こどもの日制定記念」5円]
発行日:1956年5月
1956年発行のこの切手には「子どもが買いやすいように」との配慮から、当時のはがきの額面であった5円に設定されたというエピソードがありま す。ちなみに、男子の健やかな成長を祝い祈る「端午の節句」は、そもそもは旧暦の5月5日に行われていたもの。今日では一部の地域をのぞいて「子どもの 日」に一緒に祝われていますね。邪気を払うと言われる菖蒲やよもぎを軒につるし、菖蒲の束を浮かべた菖蒲湯に浸かります。ちまきや柏餅を食べるのもお楽し み。柏は新芽が出るまで古い葉が落ちないことから「家系が絶えない」縁起物なのです。
日本[特殊教育100年記念「愛の手と子ども」]
発行日:1979年2月
日本[世界コミュニケーション年「世界を結ぶ子どもたち」]
発行日:1983年10月
日本[第15回国際商業会議所総会記念]
発行日:1955年5月
もうひとつ、子どもの日の風物詩といえば五月晴れの空を泳ぐ鯉のぼり。古くから将軍家や武家には男の子が生まれると旗指物(家紋のついた旗)や、の ぼりを立てて祝う習慣がありました。それにならって江戸時代、立身出世のシンボルである鯉をのぼりにするアイディアが生まれ、子どもの出世を願う庶民が飾 るようになったのです。ちなみに、鯉が立身出世のシンボルとされているのは、「黄河上流にある龍門という激流の滝を登ろうとあらゆる魚が試みたが、鯉だけ が登りきり龍になることができた」という中国の故事がもとになっています。
京都大学の研究チームが行った興味深い実験のデータが公開されています。滋賀県内の小学生460人にGPS携帯端末を持ってもらい、放課後の全行動 を3ヶ月にわたって調査したところ、公園や路地、家の庭など屋外で遊んでいた子どもは全体の36%。64%は友人宅や商店、塾などで過ごしていました。 「外で遊ばなくなった子どもたち」の姿が数字で示されています。玄関にランドセルを放り投げ、野球に鬼ごっこに飛び出した記憶を持つ世代にはいささか淋し いこの結果。ちなみに遊び仲間は2、3人程度、高学年になるにつれて、ゲーム機器で遊ぶ傾向が高まるようです。
日本[国際平和年「手をつなぐ子どもたち」]
発行日:1986年11月
日本[行政相談委員制度30周年記念「おもちゃで遊ぶ子ども」]
発行日:1991年11月
では、子どもたちの将来の夢はどのように変化しているでしょうか? ある生保会社が小学6年生までの子どもたちを対象に毎年行っているアンケートに よると、過去18年を通じて男子には「野球選手」「サッカー選手」が不動の人気。ほとんどの年の1位・2位を占め、「大工さん」「学者・博士」などがそれ に続きます。
女子のトップ10の顔ぶれも大きな変化がなく、最も多く1位に輝いたのは「食べ物屋さん(パン屋・お菓子屋など)」でした。続いて「保育士」「看護 士」「獣医・ペットショップ」「ピアノの先生」など、人や動物のお世話をする仕事が人気を集めます。子どもを取り巻く環境が変化しても夢見るものがさほど 変わらないというのは、少し意外な結果です。
中国[少年たちよ、子どものときから科学を愛そう]
発行日:179年10月