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趣味・教養

切手~小さな四角の世界~

2007.12.13

世界のクリスマス切手~第2回・クリスマスアイテム編~

クリスマスの準備はもう済みましたか? ツリーを出して、トナカイや雪だるまのオーナメントを飾り付けたりと、まさに支度の真っ最中というお宅も多 いのでは? クリスマスに欠かせないツリーやサンタクロースなどのモチーフは、切手にも多くデザインされています。今回はその中から、特にかわいらしいデ ザインのものをピックアップ! その由来とともにみなさんにご紹介します。

日本と欧米の「雪だるま」の違いは?

日本で雪だるまというと、雪玉ふたつを重ねたものが一般的ですが、欧米のスノーマンは雪玉が三つ。この違いはなぜで しょう? 一説では、雪だるまは“だるま”だから頭部と胴だけで、スノーマンは“雪男”だから、頭部と胴と足の三つに分かれているのだとか。なるほど、ス ノーマンの三つ目の雪玉は足なんですね! 確かに、日本の雪だるまはその場にどっしり構えてる感じなのに対して、欧米のスノーマンは今にも動きだしそうで す。


ロシア[クリスマス 6面シート]
2006年11月29日発行

右の切手はロシアのもの。原画に採用されたのは、一般公募から選ばれた16歳の少女の作品だそうですが、やはり日本の雪だるまよりスラリとしていてスタイルよく見えませんか?


マン島[クリスマス / スノーマン5種]
2003年11月5日発行

左は、イギリス領の小さな島マン島から発行された切手。イギリス人のイラストレーター、レイモンド・ブリッグズが描い た絵本『The Snowman(日本語題:ゆきだるま)』がデザインされています。スノーマンと少年の一晩の出会いと冒険を、言葉を使わず絵のみで描写したこの絵本は、 世界中で出版され、多くの人々に愛されています。

クリスマスツリーにモミの木が使われるのはなぜ?

木枯らしが吹き始める季節には、街中いたるところにクリスマスツリーが飾られます。日本の住宅事情では、なかなか本物のモミの木を飾ることはできませんが、欧米ではクリスマス前に市場でツリー用の生木を買うのが伝統行事になっています。


ロシア[クリスマス / 新年]
2006年12月12日発行

さてこのクリスマスにツリーを飾るという習慣は、いつごろ、どのように始まったのでしょう? その起源はさまざまな説 がありますが、ツリーにモミの木を使い始めたのは、ドイツ。凍てつく空気に覆われたドイツの冬の森の中、モミの木だけは緑を絶やさずいきいきとしていま す。その十字架のように広がった枝の形から「聖なる緑の木」と呼ばれるようになり、冬になっても葉を落とさないことから“永遠の命の象徴”とされて、クリ スマスツリーとして広く使われるようになりました。


イギリス[クリスマス シール式(セルフ糊)6種]
2006年11月7日発行

ちなみにクリスマスツリーのてっぺんに飾られるのは、「トップスター」と呼ばれる大きな星。これは、東方にいた賢者を、キリストが生まれたベツレヘムへ導いたという一際大きく輝く星を表しています。

大人も子どもも、みんな大好き! 「ジンジャークッキー」


中国香港[クリスマス 4種]
2007年10月11発行

欧米のクリスマス菓子として代表的なのが、「ジンジャークッキー」や「ジンジャーブレッド」と呼ばれるショウガがたっ ぷり入ったクッキー。ツリーやステッキの形にくり抜いて飾り付けにも使うジンジャーブレッド(クッキー)の中でも、人形や子供の形をかたどった「ジン ジャーブレッドマン」はいちばん人気。童話や民謡に登場するほど、昔から人々に愛されてきました。切手にもジンジャーブレッドをデザインしたものがたくさ んあります。左下のフィンランドの切手は、なんとジンジャーブレッドの香り付きです!

このジンジャーブレッドが作られるようになった歴史は古く、人の形になった由来もさまざまに伝わっています。16世 紀のイギリス国王ヘンリー8世が、当時大流行していたペストにショウガが効くことを知り、国民にショウガを食べるように推奨したことから、ヘンリー8世の 大きなおなかに似せて人型のクッキーをつくったとか、クリスマスのご馳走を買うことができない人が料理の形をかたどったクッキーをつくったことがきっかけ で人型のクッキーもつくられるようになった、などの説があります。

フィンランド[クリスマス 2種]
2007年11月2日発行

ラトビア[クリスマス シール式(セルフ糊)4種]
2006年11月30日発行

切手トリビア~世界のクリスマス切手編・その2~トナカイの鼻はなぜ赤い?

サンタクロースが乗ったソリを引くトナカイは、いつも赤い鼻で描かれます。ところが実際のトナカイの鼻は、鼻先まで毛皮で覆われてるため、灰白色をしているのです。では、なぜトナカイの鼻は赤いと言われるようになったのでしょう?

それは、1930年代にアメリカ人ロバート・メイが作った『ルドルフ 赤鼻のトナカイ』という物語がきっかけでした。彼は幼いころ、体が弱く小柄だった事を理由に、周囲からいじめられていた経験がありました。そしてその経験 から、ひとつの物語を考えつきます。周りと少し違うという理由だけで仲間からいじめられていたトナカイのルドルフが、逆にその違う部分を活かして、クリス マスの夜に大活躍する……というお話です。彼は、母親の病気に悲しむ娘のためにこの話をつくったと言われています。これは、後に『ルドルフ 赤鼻のトナカイ』として出版され240万部ものベストセラーとなりました。そして1940年代に入ると、このストーリーをもとに、みなさんもよくご存知の 『赤鼻のトナカイ』の歌がつくられたのです。

ちなみに、サンタクロースのソリは9頭立て。そのなかで赤い鼻を持った特別なトナカイは、いちばん先頭にいるルドルフだけです。

日本[クリスマス切手5種]
1997−1999年発行

アメリカ[クリスマス / ニット シール式(セルフ糊)4種]
2007年10月25日発行

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