健康・美容

2010.09.02
人間は、脳に入る情報の約8割を視覚から得ているといわれています。そのため、普通に暮らしていても、起床から就寝まで"目"は大忙しです。長時間パソコンを使うような仕事をしている方なら、なおのこと。一日の終わりには"目"がヘトヘトに疲れているのを、感じているのではないでしょうか。
仕事以外でも、携帯電話やテレビなど、あらゆる電子機器とにらめっこしながら暮らしている現代人は、目が疲れがちです。今回は、近年のOA化とともに増加が心配されている「VDT症候群」と、疲れ目の関係について考えてみましょう。
「VDT症候群」の"VDT"とは、パソコンなどのディスプレイ端末(Visual Display Terminal)の頭文字。長時間パソコン等のディスプレイ端末を見ることによって、目の疲れはもちろん、身体や心にまで疲労やストレス症状が表れてくる状態のことを「VDT症候群」と呼びます。では、その原因と、具体的な症状についてみていきましょう。
たとえばパソコンを使用しているとき。視線だけがディスプレイの上を移動して文字や映像を追い、長時間同じ姿勢のままでいることが多いものです。集中して画面を見続けることで、まばたきは通常の約1/4になり、目は常に乾燥気味に。このような目や身体への負担が「VDT症候群」の原因です。
【目の症状】「VDT症候群」を予防するためには、普段から目をいたわる習慣をつけておきたいものです。長時間パソコンの前に座りっぱなしになる人も多いと思いますが、その場でもすぐにできるケア方法を、いくつかご紹介していきましょう。
仕事中も、1時間に1度は"目の休憩タイム"を。画面から視線をはずして、遠くの壁や窓の外などへ目をやります。パソコン作業中は近い距離で焦点が固定されたままになっているので、意識して焦点位置を変えるのも効果的。視界を四方に広げていくと、今度は背景に焦点が合って、手前のものがぼやけて見えるはず。背景にフォーカスした写真を撮るようなイメージです。20秒ほどその状態を保ち、頭を空っぽにしてリラックスしましょう。
ディスプレイを見続けていると、無意識のうちに"まばたき"の回数が減り、ドライアイを招きます。ディスプレイの前にいるときは、意識してまばたきの回数を多くしてください。時々、ギューッと目をつぶって目頭やこめかみを軽く揉むと、血行が促進され、眼精疲労が軽減されます。
明るすぎる液晶画面は、目が疲れやすくなるだけでなく、精神的な疲労やストレスを招きます。目に優しい明るさの基準は、"白いコピー用紙"。ディスプレイの隣に白いコピー用紙を掲げてみて、明るさに差異がないくらいまで輝度を下げましょう。またコントラストも合わせて下げると、明暗の差が和らぐため目の負担が軽減されます。
ディスプレイをやや見下ろす位置になるよう、イスの高さを調整してみましょう。真正面や見上げる位置でディスプレイを見ると、目を見開くので疲れやすいのです。やや高めの位置から見下ろすと、自然とまぶたが下がり気味になり、目の緊張も緩和されます。イスが高すぎると正しい姿勢が保てないこともあるので、目が疲れたときだけでも高くしてみるのがよいでしょう。また背筋を伸ばすことで、視線がより高くなります。
目が乾きすぎないよう、適度な潤いを与えることも大切です。ドライアイや疲れ目対策用の目薬がたくさん販売されていますので、デスクに常備しておきたいものです。点眼だけではなく、室内に加湿器を置いたり、空調の風が直接当たらないよう工夫したりすることも、目をいたわることになります。また、コンタクトレンズは目が乾きやすくなるため、パソコン作業をしているときだけでもメガネに代えると、目の疲れ方が違います。以上の5つは、ディスプレイの前でもできることばかりですが、同じ姿勢で長時間パソコンと格闘していると、心身ともに負担が大きくなります。席を立つときには、腕を回したり首を上下に動かしたりして、全身の緊張をほぐすようにしましょう。
上記でご紹介したような対策を心がけることは大切ですが、それだけでは追いつかないほど、現代人の目の疲れは深刻です。
「VDT症候群」を予防するためにも、"見る栄養素"を摂取して、身体の内側からも疲れた目をサポートしてあげましょう。
目の健康に効果的といわれているのが、ブルーベリーなどに含まれている"アントシアニン"という成分です。
第二次世界大戦中、ブルーベリージャムをたくさん食べていた英国空軍のパイロットが、長時間のフライトでも疲れを見せず高い成果をあげていたのだそうです。そこで注目されたのが、ブルーベリーに含まれるアントシアニン。アントシアニンは、視覚情報を脳に伝える"ロドプシン"の再合成を活性化し、毛細血管を丈夫にして目の筋肉疲労を緩和する働きがあるのです。
また、クチナシやサフランなどに含まれる"クロセチン"という成分には、目のピントを合わせる毛様体筋の緊張を緩和させる働きがあり、疲れ目改善に効果的だといわれています。目の網膜を構成している"DHA"の不足も視力低下を招くため、日ごろから多く摂りたいものです。
こうした栄養素を効率的に取り入れるためには、サプリメントもオススメです。"見る栄養素"をバランスよく配合した「ブルーベリー&DHA アイブライト」は、パソコン作業などが多い方の目の健康をサポートします。
オフィスだけではなく、家庭でも外出先でもパソコンを使用する時代。そればかりではなく、テレビや携帯電話、ゲームなど、私たちの周りには液晶ディスプレイがあふれていて、使う時間も増加の一方です。大人から子どもまで、だれもが「VDT症候群」およびその予備軍といえるかもしれません。日ごろから「目は疲れている」ということを意識して、いたわってあげたいものですね。
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