健康・美容

2008.01.04
近頃よく耳にする「メタボリックシンドローム」という言葉。 なんと40歳以上の男性の2人に1人、女性の5人に1人が、メタボリックシンドロームまたは、その予備軍といわれています。
ポッコリおなかが気になっているアナタ、新しい年を迎え、「今年こそメタボリックシンドローム卒業!」を宣言してみては?

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群のこと、以下、メタボリック)とは、内臓脂肪型肥満(内臓のまわりに特に脂肪がついた肥満)に、高血圧、高血糖、脂質異常症など、さまざまな生活習慣病が重なった状態のこと。
内臓のまわりに脂肪がつくと、余分な糖質や脂質が血管中に溢れて、血液はドロドロになります。この状態が続くと血管は硬くもろくなり(動脈硬化)、さらに進行すると、心筋梗塞や脳卒中、狭心症、腎不全など、命に関わる病気を引き起こす確率が飛躍的に高まります。
けれど、必要以上に怖がる必要はありません。内臓脂肪は皮下脂肪に比べて、つきやすいけれど落としやすいのが特徴。食事と運動に気をつければ、簡単に落とすことができるのです!


厚生労働省が2004年に行った「国民健康・栄養調査」では、40~74歳の男性の約51%、女性の約20%がメタボリックの疑いがあるという結果に。つまり、男性は2人に1人、女性は5人に1人が、メタボリックまたはその予備軍ということ! これを聞いてドキリとした方、まだ40代ではないけれど、最近おなかが目立ってきた......という方は、ぜひ右の診断基準を参考に自己判定してみましょう。
ところで、2008年4月より、医療保険者(国保・被用者保険)の被保険者・被扶養者のうち40歳以上を対象に、「特定検診・特定保健制度」がスタートします。従来は検診の実施、結果通知のみでしたが、今後は基準値を超える人には、「特定保健指導」が行われることになります。
このことからもわかるように、国は増え続ける医療費削減に、メタボリック予防が欠かせないと考えています。今後ますます注目されるメタボリック、もう知らん顔はできませんよ!
メタボリックは"生活習慣病"といわれるだけあり、日々の生活習慣で改善・予防することができます。さて、あなたは一体どんな生活習慣をもっていますか? 以下の項目にあてはまるものがいくつあるか、チェックしてみましょう。
これらは、すべてメタボリックにつながる可能性のある生活習慣です。あてはまることがあれば、できることから、ひとつずつ減らす努力をしましょう。
内臓や筋肉、血液は、食事から摂る栄養素によって、日々つくられています。また、呼吸や消化吸収、体温調節など、代謝を行うのも、栄養素あってのこと。食事の際には、たんぱく質や炭水化物、ビタミン、ミネラルなど栄養素をバランス良く摂ることを心がけてください。「野菜・くだものは食べない、生魚は食べない、でも、肉の脂身や揚げ物は大好き」という食生活では、栄養が偏って病気の原因になったり、あげく命まで縮めることになるのは当然なのです。
運動せずに食事管理だけでダイエットすると、筋肉まで落ちてしまい、その結果基礎代謝が落ち、たとえ体重が減ってもリバウンドしやすいカラダに。そこで、テレビを見ながら、歯を磨いている最中、夜寝る前など、ちょっとした時間を使って運動をしましょう。
具体的には、ストレッチ、かかとの上げ下げ、スクワット、腹筋など。加えて通勤など外出の際、電車、バスに乗らなくても歩ける距離であれば極力歩くよう心がけるのもおすすめです。掃除や買い物など、家事もエネルギーを燃焼するのに効果的。家族からの株も上がり、一石二鳥間違いなし!
お酒は思いのほか高カロリー。さらにおつまみのカロリーもあなどれません。お酒を飲んだときは、パスタやラーメンなど、脂肪に直結しやすい炭水化物は絶対に避けましょう。
また、喫煙をしている人は、喫煙しない人に比べて、1.5倍メタボリックシンドロームになりやすく、心臓病のリスクも高いことがわかっています。新年の今こそぜひ禁煙の決意を。いきなり禁煙はムリという人は、お酒同様1日量を決め、最低限に抑えましょう。
メタボリックから抜け出すには、あせらずまずはマイナス2kgのダイエットを目標に。たった2kgでも内臓脂肪が減るだけでなく、動脈硬化を抑制する生理活性物質アディポネクチンが正しく分泌され、心臓病のリスクを軽減できることが分かっています。
アメリカやヨーロッパで、「おいしくて健康にいい」とブームを呼んでいる和食。かつてアメリカの上院で報告されたレポートでも、「心臓病をはじめとする諸々の慢性病は、肉食中心の誤った食生活がもたらした生活習慣病である」とされ、さらにできるだけ精製しない穀物や野菜、果物を多く摂るように」と勧告、最も理想的な食事は、元禄時代以前の日本人の食事であることが明記されました。
ところが、近年の日本では、米の消費量が大幅にダウンし、肉や油脂類の消費量がアップしています。 和食の主食といえば、米。実はごはんは、パンやパスタよりもゆっくりと血糖を上昇させるため、太りにくい優れた食品。特に発芽させた玄米には、すごい力が。肥満傾向にある成人男性12名に主食を白米ではなく発芽玄米にして1日お茶碗2杯程度、2カ月間食べてもらったところ、日常生活は以前と変わりなく過ごしてもらったのに、なんとウエストサイズが減少しました。
このほか、発芽玄米には、免疫力アップやストレス耐性アップ、デトックス効果があることが報告されています。あなたもダイエットに発芽玄米をプラスしてみては?