健康・美容

2007.11.01
女性はもちろん、男性にも悩んでいる人が多い便秘。
腹痛や頭痛、不眠、イライラ、肩こり、肌荒れなど、さまざまな不快な症状を引き起こすだけでなく、大腸がんやポリープなどの原因にもなると考えられています。
便秘体質を克服して、スッキリさわやかな毎日を送りましょう!
排便は非常に個人差があるもの。自然な便意によるスムーズな便通で、出したあとスッキリ感があれば、たとえ3日に1回しか排便がなくても深刻に悩む必要はありません。
医学的には、3日以上排便がないことを便秘といいます。また、便が腸管内に異常にたまって、便意があるのに出ない場合や、腹痛などの不快な症状を感じる場合、たとえ便が出てもスッキリせず、残便感がある場合なども、含まれます。
それでは、一体なぜ便秘になるのでしょう? その原因には、次のようなものが挙げられます。
このほか、妊娠によって子宮が大きくなることで腸が圧迫されたり、年齢を重ねるにつれて腸内の善玉菌が減り、悪玉菌が優勢になることでも便秘しやすくなります。また、大腸がんやポリープなど、疾患が原因となって便秘になることも。このように恐ろしい病気にかかっていることもありますから、しつこい便秘や血便、嘔吐、発熱などがある場合は、すぐに病院へ行きましょう。



食べる量が少なかったり、偏食気味ですと、食物繊維が不足して便秘しやすくなります。特にダイエット中の人や朝食を食べない人は要注意! また、水分不足も原因のひとつです。
たとえ便意をもよおしても、ガマンしてしまうと、大腸内の便の水分はどんどん吸収され、便が硬くなり、出にくくなってしまいます。
ストレスだらけの生活を送っていると、腸の蠕動(ぜんどう)運動を司る自律神経の働きが乱れ、便秘しやすくなります。睡眠不足も便秘の原因に。
運動不足、筋力不足も便秘のもと。特に、腹筋は排便に大きな役割を果たしています。せっかく便意をもよおしても、便を押し出すために十分な力がなければ、排泄できません。
スムーズな排便には、ビフィズス菌など、善玉菌の存在が欠かせません。ビフィズス菌には、腸の蠕動(ぜんどう)運動を促し、便秘を予防するほか、免疫力を高めたり、発がん性物質を分解したりする働きがあります。
ところが便秘が続くと、腸内で悪玉菌が増え、善玉菌のバランスが崩れてしまいます。すると、腐敗物質(アンモニア、硫化水素、アミンなど)や細菌毒素、発がん性物質などがつくられ、腸内はどんどん汚染されていきます。増えすぎた悪玉菌は、善玉菌の増殖を抑えるため、腸内環境は悪くなる一方。
便秘が長期にわたると、腸管に障害を与え、やがてがんや動脈硬化、高血圧、肝臓障害、免疫機能低下など、重大な病気が起こる可能性があります。つまり、全身の老化を進めてしまうというわけです。
ここ数年、日本人に大腸がんが増えているのは、食生活の変化に原因があるといわれています。食物繊維たっぷりの伝統的な和食ではなく、肉料理や高脂肪食など、欧米型の食事が好まれるようになり、腸内環境が悪化したからだと考えられているのです。
特に高脂肪食は要注意。腸内細菌によって分解されるとき、発がん性物質が発生するため、体内に長く留めることを避けなくてはなりません。便秘を解消するには、食生活など、まず毎日の生活を見直すことから始めましょう。
加齢とともに善玉菌は減り、悪玉菌が増える傾向に。高齢者の便のにおいが強いのは、悪玉菌によるものです。善玉菌を増やすことは、老化を防ぎ、若々しいカラダを保つことでもあります。
便秘体質を克服するには、規則正しい食事や睡眠、ストレスのない暮らし、便意をもよおしたら即トイレに駆け込むことなどが必要ですが、忙しい日々、なかなかそうはいきませんね。
そこで提案したいのが、朝、起き抜けにコップ1杯の冷水を飲むこと。起床時間は、自律神経が休眠モードから活動モードにスイッチする時間でもあります。冷たい水が反射的に胃腸の働きを活発化し、便通を促してくれます。
また、食生活で気をつけたいのは、悪玉菌を増やす高脂肪食はほどほどに、善玉菌を増やす食品をなるべくたくさん摂ること。就寝前の軽い運動は、腸の働きを助けるため、ぜひ挑戦してみてください。胃腸は眠りにつくといったん活動を停止しますが、3時間後にはまた働き始めるからです。ただし、寝る前に激しい運動を行うと、寝つきにくくなりますから、ご注意を。

ビフィズス菌などの善玉菌を増やし、悪玉菌を減らします(減らすと言われています)。

食物繊維は白米のなんと4倍! ギャバ(ガンマ-アミノ(酪)酸)やビタミン、ミネラルもたっぷり。

どちらも食物繊維が豊富。食物繊維は便のカサを増し、善玉菌を増やします(増やすと言われています)。

豆類もまた、食物繊維が豊富な食品の代表格です。

お菓子を食べるなら、ふかしイモや干しイモにしては? ダイエット効果も抜群!

食物繊維のほか、ミネラルもたっぷり。日本人が古くから食べてきた食品です。

(1)仰向けに寝て、軽く膝を曲げ、両手は頭の後ろで組みます。
(2)息を吸いながら腰を高く上げ、息を吐きながらゆっくりと下ろします。
(3)息を吸いながらへそをのぞきこむように上体を起こし、息を吐きながらゆっくりと元に戻します。
本屋さんに行って、便意をもよおしたことはありませんか? 実はこれ、20年も前からいたるところで議論が交わされる話題。その理由には、紙やインクのにおいが便意を誘うという説や、本屋さんという非日常空間で好きな本を探すという行為が、心理的リラックスにつながるという説、トイレの少ない本屋さんで「トイレに行きたくなったらどうしよう」というプレッシャーから便意を感じるという説など、諸説あります。でも、便秘が解消されるなら、本屋さんに通い詰めるのもいいですよね。活字離れにも歯止めがかかったりして!?